中国の飲食業界で2021年から使い捨てのプラスチック製品禁止へ

2020年6月30日にマクドナルドは中国でプラスチックストローの使用を段階的に停止すると発表がありました。その当日から北京、上海、広州、深センなどの約1000店舗で実施に至り、2020年年内に中国全土での実施がされることになりました。


一方スターバックスは2018年から紙ストローへの切り替えを発表し、2019年のアースデイから上海や深センで実施をしてきました。公式の発表では2019年の年末ですでに中国における4000店鋪でプラスチックストローの廃止が実現されたということです。確かに昨年からスタバのストローが紙になったなと思ったところでした。


実はこれらはいずれも2019年9月から始まった『中華人民共和国固体廃物汚染環境防治法』の施行に伴って行われた取り組みで、これである程度規制の方針は固まったかと思ったかとと思いきや、さらに一歩進んだ規制が2020年年末にかけて行われるそうですので、ポイントを要チェック!



ポイント①自然に分解されないプラスティック袋は使用禁止

これは2020年年末までに直轄市を始めとする大都市のショッピングモール、スーパー、薬局、書店などの場所で施行が始まります。ちなみに衛生や安全管理を目的としたプラスチック製品、例えば生鮮食品、パン、惣菜などの包装は影響を受けないとのことです。


ポイント②2020年年末までに中国全土の飲食業でプラスティックのストローが使用禁止

ただしパックの牛乳など、商品付属のストローはひとまず今回の規制の対象外となります。


ポイント③使い捨ての食器の使用禁止

使い捨ての食器とは自然に分解できないナイフ、フォーク、スプーンで、すでに商品と一体になっている食器は含まれません。また来年2021年からはスーパーなどで現在使用されている薄いビニールの生産自体が禁止になるそうです。




すでにこれだけ厳しい政策が決定されたということで、この後起こることを予測しつつ、ビジネスチャンスについて考えてみましょう。



・プラスティック性の包装に変わる代替品が必要

調査では多くの消費者がプラスティック製のストローの使用禁止には理解を示しているものの、実際には紙ストローが変形したり、柔らかくなったりすることで不便を感じている面もあるとのことです。確かにスタバのドリンクが紙ストローになって紙っぽい味や途中から柔らかくなる口当たりはあまり良いとは言えないものでした。またデリバリーでも紙容器が増えましたが、汁漏れや防水加工の安全性について、ちょっと気になる物もあります。デリバリーによる使い捨て食器の大きな需要がある以上、今後様々な工夫がされる分野ですので、期待したいところです。ここは企業にとっても技術力を発揮できる時かと思います。


・コスト上昇で使い捨て食器は別料金で上乗せになるか

現在の中国の一般的な市場価格でいうと100本のストローはプラスティック製で7−8元ほどですが、これが紙になると11-12元になってしまい、コスト面で50%近くも上がってしまいます。またまとめて仕入れる場合、プラスティック製が0.03元/本であるのに対して紙ストローは0.1元と価格に3倍も開きがあります。これだけの開きがあるとこれまで無料でついてきていた使い捨ての食器も原則別料金になる日が近い気がします。


・使い捨ての廃止でオリジナルの周辺グッズなどが流行の可能性

カフェのオリジナルタンブラーなどのグッズに見られるように、色々な携帯に便利な食器やマイストローが流行する可能性は大いにあり。ここは企業の腕の見せ所です!



後半年後にはデリバリーの食器も大きな変化を迎えますが、その中でどのような変化が起こって、どのような新しい流行が生まれるのか、引き続き見ていきましょう。



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