小红书(小紅書、Redbook)の特徴と過去1年の記事をまとめ

中国のECに詳しい方ならご存知のECブランド小红书。タオバオやJDが幅広い商材を扱うのに対し、小红书は流行に敏感な女性をターゲットに2013年に創業され、現在毎月のアクティブユーザーを1億人抱えるプラットフォームへと成長した。


7年を迎え、小红书は2020年7月22日に首届未来品牌会议(第一回目未来ブランド会議)を開催し、将来的にブランド側に対して資金面のサポート、ユーザー数の獲得サポートまたKOLのリソースの提供などの面で支えていくと宣言した。


2020年7月時点で小红书は3万ブランドを取り扱っており、2019年と比べると83%の成長で、とりわけ化粧品のカテゴリーは5倍、衣服については10倍に成長しているという。


2020年上半期のコロナの影響で小红书はそれまでのSNSで若い女性たちが美に関する情報をシェアするというSNS兼広告媒体という立ち位置から一気にブランドの代理店、広告媒体、KOLとブログのプラットフォーム、そして購入の窓口へ一気に駒を進めた。


そんな小红书の特徴と過去1年のニュースをまとめて見てみましょう。



小红书の特徴

  1. SNSから始まったプラットフォームである 最初は海外で買い物をした経験をシェアするSNSとして人気を博した。その後美容、パーソナルケア、スポーツ、旅行、家具、ホテル、レストラン情報などまで裾野を広げていった。

  2. 口コミサイトである バーチャルコミュニティのブロガーとして、自分の生活や購買の経験をシェアし、ファンを作るのが小红书におけるブランディング。ここからKOLとして有名になった人も多くいる。

  3. AIとビッグデータでユーザーとコンテンツを結びつける 他のサイトでも実践されていることだが、データを活用して興味のありそうな分野のコンテンツを次々にユーザーに提供することで小红书を生活の一貫取り込む工夫が行われている。

「150cmでも170cmに見えるような着こなし」「学生のための初めての化粧水、乳液セット」「洋服のカラーコーディネートのルール」など若い女性を惹きつけるコンテンツがずらり


過去一年ほど主な関連ニュース

2019年1月14日:“企业号”企業アカウントをローンチ

営業許可証があれば企業アカウント取得可能。制限を下げて企業ユーザーを誘致。

2019年1月15日:“数据功能的创作者中心”クリエーターズセンターをローンチ

ブログ収益に繋がるようにデータと連動されたクリエーターズセンターがローンチされた


2019年3月:決済機能をローンチ

同年4月には決済に10%手数料がかかることを発表


2019年4月:ライブコマース機能をローンチ


ライブコマースはコロナの影響を受け、大きく飛躍した。その中でも小红书のライブコマースは48.7%の再購入率を達成し、返品率は同業者より低いという。


一方で急成長に伴うネガティブな一面も


2019年7月29日:アダルトコンテンツ、違法広告を含むとして、摘発を受けた

摘発い伴い、各アプリストアから新規のダウンロードができなくなり、1億を超えていたユーザー数は一時的に7288万まで減少。


2019年10月:アプリストアに復帰

アプリストアに復帰後、またアクティブユーザー1億越えを達成


現在の課題

1. 商標の問題

ブランドが偽物などの商標の問題を抱えた時に、プラットフォーム側とのやり取りで、担当によって対応の仕方が異なるなど、会社としての未熟さが目立つという声がある。


2. ブロガーとユーザーが別ルートで売買のやり取りをするケースが目立つ

本来はプラットフォームを通して商品の売買を成立させるべきところだが、ブロガーとユーザーの個人間のやり取りに発展するケースも少なくないという。 タオバオ、JDなどのプラットフォームとは別にユーザーの70%が90後と呼ばれる若い女性をユーザーとして抱える小红书はTikTokとWeiboを兼ね備えたアプリとの評判も高い。様々な問題をクリアしつつ、試行錯誤を重ねる小红书は今年の11月11日のECの商戦でどのような結果を見せてくれるのでしょうか。目が離せません!






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